新潟 西港 2025/9/18
新潟 西港 2025/9/18
本日より韓国向け鉄スクラップ船積み開始です🚢
海外市況
為替レート @147.47(9/18)
為替は不安定な状況が継続しています。FRBが0.25%の利下げを行いましたが市場は折り込み済みで円安継続中です。年内に追加で0.5%の利下げを行う様ですがこの先どの程度円高に振れるかだと思います。先日銀行マンと会話してましたが日銀も年内に利上げを行うだろうとの事で総裁選が落ち着いた11月〜12月ではないかとの事でした。
日本🇯🇵
東京製鉄
製品価格発表 9/16
ホットコイル 86,000円(前月比-3000円)
H形鋼 100,000円(前月比-12000円)
異形棒鋼 82,000円(前月比-3000円)
遂に製品価格の下げを発表しました。スクラップの価格が6万円台の時に比べてスクラップも2万円ほど下がっていましたので1回下げて製品販売促進へ繋げたいのかなと思います。
中国製品が日本でも流通されておりH形鋼で8万円代の様です。
韓国🇰🇷
1月〜8月の鉄スクラップ輸入量115万トン(前年同期比-23%)
- 日本🇯🇵 80.5万トン(-26.5%)
- アメリカ🇺🇸 12.7万トン(+44.8%)
- タイ🇹🇭 7万トン(+15.5%)
- ロシア🇷🇺 4.6万トン(-70.4%)
- 台湾🇹🇼 3.4万トン(+5.3%)
- フィリピン🇵🇭 1.6万トン(+14.7%)
このペースでの今年の輸入量は200万トンを切って170万トン程度になる見通しです。実質多い年の半分までの落ち込みになります。アメリカ屑の購入量が増えた理由としてはPOSCOが来年度に大型電炉立ち上げを行いますのでその為の購入先確保がある物と思われます。
韓国国内
今週1万ウォン下げましたが、更に来週も1万ウォン下げる様です。
韓国も中国鋼材が流通しており製品価格を下げて対抗せざるを得ないと思われます。
関東浜値
H2 @39.5〜40.5
HS @44〜45.5
SB @44〜45+α
中国が鉄鋼製品の生産を減産して世界の流通を減らさない限り「脱酸素の達成」、「製品価格の安定」、「スクラップ価格の維持」は厳しいのではないでしょうか。
