ベトナム出張🇻🇳
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VASグループ訪問
ベトナム輸入スクラップ
1月〜9月 324万トン(前年比18.9%減)
- 日本🇯🇵 162万トン(-8.2%)
- 米国🇺🇸 43万トン(+19.6%)
- 香港🇭🇰 21万トン(-50.8%)
- オーストラリア🇦🇺 19万トン(-33.4%)
- シンガポール🇸🇬 11万トン(+313%)
- ロシア🇷🇺 8万トン(+1273%)
11月までの輸入量は450万トンほどになりますが昨年よりも少ないとの事でした。
最近シェンリーの日本屑購入を聞かなかったですがライセンス数量の問題でスクラップでは無くHBIの購入にシフトしている様です。
HBIとは
「ホットブリケットアイアン(Hot Briquetted Iron)」の略で、鉄鉱石を還元して作られた「直接還元鉄(DRI)」を、熱いうちに押し固めた鉄の原料です。高い密度の固形燃料であるため、輸送が容易になり、従来の鉄鉱石や高価なスクラップの代替として、高炉や電炉などで使用されます。
HBIの値段は現在CFR@$350程度で上級スクラップを買うよりもハンドリングがしやすい特徴があります。人員の配置もスクラップの投入に比べてベルトコンベアで出来るためコストがかかりません。
ベトナムは以前から輸入していましたがマレーシアのアライアンスグループのHBI製造設備が中国系に買われてしまってからはマレーシア以外の国からの輸入を進めているそうです。
日本の様にスクラップが高止まりしている場合今後HBIへのシフトも加速しそうです。
ベトナムのHoa Phat Groupが最近シュレッダーの購入量を減らした理由としてHBIを代替として使用量を増やした事が原因です。シュレッダーには銅成分が混入しており製鋼原料として扱い辛くなって来ているとの事です。
ここ最近シュレッダーにフォーカスが当たるのでは無いかと言われていましたが現在新断並みにまで価格が高騰しておりその代替としてHBIにファーカスが当たりそうです。
日系商社も続々とHBIの製造メーカーへ投資を始めており争奪戦になりそうな予感ですね!



